(用語解説)過払い金とは?
利息制限法の上限金利(元本によって年15~20%)を超えて借り手が支払った金利。出資法では29.2%超でないと刑事罰の対象にならず、多くの消費者金融が両方の間の「グレーゾーン金利」で貸していたが、最高裁は06年1月、グレーゾーン金利を原則として無効と認定。借り手から過払い金返還請求が相次いでいる。
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利息制限法の上限金利(元本によって年15~20%)を超えて借り手が支払った金利。出資法では29.2%超でないと刑事罰の対象にならず、多くの消費者金融が両方の間の「グレーゾーン金利」で貸していたが、最高裁は06年1月、グレーゾーン金利を原則として無効と認定。借り手から過払い金返還請求が相次いでいる。
消費者金融中堅のアエルは民事再生法の適用を東京地裁に申請し、受理された。
負債額は約231億円。過払い利息の返還請求が高止まりして金融機関の融資姿勢が厳しくなり、資金繰りが行き詰まったという。
アエルは69年に設立。昨年9月現在の貸付金残高は約1000億円にのぼる。03年11月に会社更生法の適用を受けて事実上倒産し、米投資ファンド傘下で再建を進め、昨年8月に更生手続きを終えたばかりだった。
全国の貸金業者数は1月末現在で9819社となり、昭和58年の貸金業規制法施行以来初めて1万社を割り込んだ。昨年3月末と比べ17・0%減り、ピークだった61年3月末と比べほぼ5分の1にまで減少した。
平成15年に成立したヤミ金融対策法で登録条件が厳格化され、新規参入が激減したことから減少が始まり、さらに18年末に成立した改正貸金業法で、今後2年間をめどに上限金利の引き下げや融資総量規制導入が決まっている上、利息制限法を上回るグレーゾーン金利の返還訴訟が相次ぐなど営業環境は厳しさを増していることも影響している。
なかでも歴史の浅い中小零細業者の不振が目立つ。貸金業者は3年ごとに登録を更新する必要があるが、新規登録から2回目の登録を行うまでに、ほぼ半数が自主的な廃業や行政処分による登録取り消しなどで退出している。また、改正貸金業では純資産2000万円未満の業者は21年をめどに営業できなくなる規制強化が導入され、規模の小さな業者は営業継続が難しくなる。今後も業者数減少は止まらないとみられる。
2007年3月末の消費者金融業者による貸出残高調査によると、ローン残高(無担保)は10兆8601億円と前年同月から7.5%減り、6年ぶりの低水準になった。
過去に払いすぎた利息の返還を求める債務者に対し、貸出残高をゼロにすることで対応する業者が増えていることなどが背景にあるという。
また、消費者金融業者の貸出規模別のシェアを初公表し、07年3月末の貸出残高が5000億円超の大手6社で69%を占めることが分かった。
三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、傘下の三井住友カードとオーエムシー(OMC)カード、セントラルファイナンス、クオークのノンバンク4社を持ち株会社方式で今年10月をめどに統合すると発表。
取扱高で三菱UFJニコスを抜き国内最大のカード・信販グループとなる。貸金業規制の強化に伴う上限金利の引き下げなどでノンバンクの経営環境が厳しさを増す中、メガバンク主導の再編が加速してきた。
武富士は、米サブプライム住宅ローンにからむ損失が08年3月期決算に最大で300億円になると発表した。これにより武富士は08年3月期の業績予想で433億円と見込んでいた税引き後利益を下方修正する。