CFJ、21日から上限金利引き下げ

米シティグループ系で「ディック」のブランドで営業している消費者金融会社、CFJは、新規顧客向けの上限金利を現在の22.88%から17.88%に引き下げると発表。21日以降に契約する顧客が対象。2009年末にも法定上限金利が29.2%から15―20%に引き下げられるのをにらみ早めの対応。

消費者金融大手ではアコムが6月に上限を18%に下げたほか、アイフルも8月に20%に引き下げた。

消費者金融利用者狙い撃ち 不審な勧誘電話

電話の内容は「手続きをすれば、支払った金利の何%か返還される。書類を郵送するのですぐに手続きしてほしい」「過払い金の返還アドバイスをする」といったもので、過去に消費者金融から金を借りたことのある人に対して電話が掛かっているという。

今回の手口は、債務整理の手続きを代行してもらえると誤認させるようなセールストークや手続きすれば、支払った金が簡単に返還されることを強調するところなどが特徴。

申し込むと「返還請求マニュアル本」を売り付けられる可能性がある。

消費者金融大手4社、貸付残高1割減

消費者金融大手4社の貸し出しが減り続けている。09年にも予定されている貸出金利の上限引き下げに備え、各社とも返済余力が低い客への融資を手控えているためだ。

07年4~6月期連結決算では、一般企業の売上高にあたる営業収益が4社とも前年同期を下回り、市場が縮み始めている現状が改めて浮き彫りになった。融資の申し込みが契約につながる「成約率」が下がった影響で、利益の源泉となる営業貸付金の残高は4社全体で1割近く減少。これにともない、利息収入が減少した。

当期利益はアイフルを除いて前年同期を上回った。店舗の閉鎖や人員整理などのリストラによるコスト削減のほか、前年に過払い利息の返還請求に備えて引当金を大幅に積み増した影響が、今年はなくなっている効果が大きい。

貸出金利上限下げ「18%以下」広がる

2009年末にも予定されている改正貸金業法の全面施行を控え、クレジットカードや消費者金融業界で、個人向けローンの貸出金利の上限を引き下げる動きが一段と広がってきた。

アコムなどに続き、アイフルも8月から新規客向けキャッシングを28%台から20%にする。上限金利下げは収益悪化につながるが、前倒しで引き下げることで、利息返還請求の長期化を避ける狙いがあると思われる。